きっと貴女以外は愛せない

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朝目覚めると彼女は隣で気持ち良さそうに寝ていた。 そうだ。 朝ご飯も作る約束だ。 そう思い冷蔵庫からなけなしの材料でどうにか朝食を作り彼女を起こした。 「ーーーちゃんおはよう。。あれっ!!!!朝ご飯作ってくれたの!!!???えー凄い嬉しい!」 朝から朝食ごときでこんなにハイテンションになる人間がいるだろうか。 きっとこの世に彼女だけだと思う。 朝食を食べながら彼女は一緒に服とか食材買いに行こうと言い出した。 車持ちらしい意外と経済力はあるようだ。 朝食を食べ終え支度をすると彼女はまたハイテンションでお出かけだーとルンルンで車を運転している。 子供のような人だな。。 呆れながらもどこか楽しんでる自分がいた。 その日は疲れたけれど何だか少し楽しかった。 ショッピングでは永遠に彼女が選ぶ服を着せられ「可愛いー!!!」「似合ってる!!」と永遠に言われ着た服ほぼ全部買っていた恐ろしい。 休憩しようとスイーツを食べる。 甘い。 「あの疑問なんですけどーーさんはお金持ちなんですか。。?私は家に居させてくれるだけで充分なのに。。。」 そこまで言うと彼女は 「そうねお金持ちではないけど普通の女の人よりかは持っているわ。 でも使う予定も使う事もなかったから気にしなくていいの。 私はーーーちゃんに使う。 そう決めたし今後ーーーちゃんとは楽しく暮らしていきたいし私の我儘だと思ってーーーちゃんに使う事を許してほしいな」 ととても真っ直ぐな目で私に言う。 何も言えず頷くことしかできない私に彼女は敬語を辞めようと話してきた。 そして本当の名前もお互い言おうと。 私は彼女を信じる事にした。 「じゃあ。。敬語やめますね。。 私の名前は涼璃(すずり)」 「うんうんやっぱ敬語ないといいね。 涼璃ちゃんかぁ。。可愛い名前で羨ましいなぁ。。私の名前は美鈴(みすず)改めてよろしくね」 「美鈴さんよろしくお願いします。 というか私の名前と少し似てる気も。。」 「そうだね私達には「すず」って名前が入ってるねもしかして運命かな!?とか思っちゃうね〜おっとそろそろ買い物して帰ろうか」 「もうそんな時間。。今日は何を食べますか?」 「おっと敬語になってるよ?少しずつでもいいから敬語やめていこうね」 優しい声で目を細めながら彼女はそう言った。
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