きっと貴女以外は愛せない

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帰ると美鈴さんはすぐに寝てしまった。 こんなに人はすぐ寝るものだろうか。。と思いつつもきっと人とどこか行く事が久しぶりで疲れたのだろうと察した。 美鈴さんは不思議な人。 基本的には明るいがふとした時の表情は少し暗い時もあれば生気がない時があるしたまに目が笑ってない。 とにかく私は夜ご飯を作ることにした。 今日はどうしても記念日だからお肉が食べたいというのでお肉を焼いた。 明日の事もあるからガーリックは控えめにしてシンプルな味付けで味変に大根おろしとポン酢にわさび。 そしてたっぷりの野菜。 できた頃美鈴さんが起きた。 「ゴメンゴメン久しぶりにはしゃいだら疲れてたみたい涼璃ご飯作ってくれてありがとう」 その日ご飯を食べながら色々話をした。 家族の事、自分の事、美鈴さんの事とか会って日も浅いのになぜだか美鈴さんは信じれた。 食べ終わりお風呂も済ませ寝るときに美鈴さんは「もし私が一緒に死のうよって言ったら一緒に死んでくれる?」 と急に話してきた。 「私も死のうとしたこともあるし美鈴さんとなら死んでもいいかも」 と自分が思った通りの事を言うと少し照れたようにありがとうとだけ言ってこの日は終わった。 そして同じように朝がきて一緒に朝食を食べ美鈴さんを見送り帰ってきたら一緒にご飯を食べて一緒に寝る。 私にとっては当たり前ではない幸せすぎる日々が続いた。
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