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朔也は自分の指を悩ましげにねぶってみせる。ミノルさんは自分のズボンをずり下げ太い腹に埋もれそうな濃ゆい色の性器を取り出した。
「サクラちゃんの乳首みせて」
朔也はクマのぬいぐるみに埋もれながらTシャツを捲りあげてカメラに向けた。
「そこつまんで」
Tシャツの裾を口ではさんで肌を晒す。
やや左に俯いて恥ずかしさを演出しながら自分の乳首をつまんで見せる。
「いつものやつでそこ撫でて」
きた。
いつものやつとは筆である。
くすぐったくて悶え死にそうになるがそれを見るのがミノルさんの好みだ。ミノルさんはオナニーショーで使う性玩具を朔夜にプレゼントしている。
朔夜は 戸惑うような表情を浮かべながら筆先でそろそろと自分の乳首をなぞる。
「きもちいい?」
と粘ついた声で聞かれる。
頷いてみせる。
「我慢しないで声出して…もう片方の手でおちんちんを触ってごらん」
頭の半分ではバカバカしいと思いながらも快感が少しづつ体を侵食してくる。朔夜は元々、性欲は強い。この仕事をする前は一日中、自分のものを擦っている日もあった。
「んっ……くすぐったいよぉ」
「くすぐったいだけじゃないだろ?」
ミノルさんはノリノリで言う。
「服を全部脱いでごらん……」
言われた通り、朔也はすべて服を脱いだ。
「ほら、そんなに大きくして…そこの先っぽもそれで撫でてごらん」
ねちっこい声でミノルさんはささやく。ミノルさんの喉がごくりと鳴るのが聞こえた。亀頭を筆で摩ると腰が震えた。
「そこだけじゃなくてサクラちゃんのエッチなおつゆが出る場所をツンツンしてごらん」
だけどそれはとってもやばい。おそるおそる命令に従う。
「んっ…これダメ…おかしくなる」
ここからは演技ができなくなる。
涙目で続けると、透明な液体が筆先を濡らす。
「やだ……これやだ」
「サクラちゃんのエッチな所から出てるおつゆをそれで先っぽに広げて」
筆先で透明な液体をつけて亀頭全体に塗り広げる。カメラに向かって大股開きでそんな事をしている自分が死ぬ程恥ずかしい。
「っあ…だめ無理……」
恥ずかしさとむず痒い快感が合わさって朔也の頬を真っ赤に染める。
「最高に可愛いよサクラちゃん」
どんなにキモイ相手から言われてもその言葉は心地いい。カメラの向こうのミノルさんは自分の性器を上下に激しく扱き上げている。
「がっがまん……できないよ」
上擦った声で遠回しに許可を求める。
「仕方ないなぁ。可愛いからもっとじらしたいけど可哀想だから……手でしていいよ」
ミノルさんの許可を得て筆を置き自分の物を手で握り上下に律動させはじめる。さんざんくすぐったので手で触るとあっという間に快感が膨らむ。
「いい……すごくいいよぉ」
「ミノルさん気持ちいいって言って」
ミノルさんも最後が近いのか、声が荒ぶっている。
「ミノルさん気持ちいい!」
「ミノルさん好きってって言って!」
「ミノルさん好きっ!!」
躾られた犬のように朔也は喘いで口走る。
「ミノルさんっっイッていいっっ?」
「サクラちゃんっっ!いっしょにイコっっ!!」
ミノルさんがいくのを咲也は薄目で見計らってから果てた。
すぐに拭わずに、腹や胸に飛び散った飛沫を、まだ上下に苦しげに喘ぐ体の上に放ったままにする。
ミノルさんに余韻を味合わせる為だ。時間が伸びる程、朔也に入るお金は増える仕組みだ。
ミノルさんは汗でドロドロの顔で朔也に言った。
「自分の舐めてみて」
悪趣味だなと思いつつ少量を指で取って舐めて見せた。ことさら指をチュパチュパいわせながら舐めた。ミノルさんが何とも言えない幸せなエロ顔で朔也を視姦している。
「サクラちゃんの美味しそう」
「こんな事するのミノルさんだけだからね」
「うん………もう誰ともエッチな事しないで」
「分かったよ。そのかわりまた申請してね」
営業も忘れない。
「切るけど誰ともしないでね」
「うん………ミノルさん大好き」
画面が途絶えてチャットが終了した。
朔也は汚れた腹をティッシュで拭いゴミ箱に捨てた。
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