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「ただの興味じゃ。
今時の女子高生はどういう男を好むのか、いや小夜子はどういう男と添い遂げたいのじゃろうと思ってな。いわゆる女子の好きな恋バナじゃよ。
少なくとも篁は今見た目だけ良くしておるが中身がアレゆえ好みでは無さそうじゃな。この偏屈では無理も無かろう。
おっと、篁以外は部屋を出るが良い、恋バナの邪魔じゃぞ」
閻魔大王の言葉に他の者達はすごすごと部屋を出て行き、私の前にお茶が乗ったテーブルが移動され、それを囲むように目の前に閻魔大王、横には篁さんがいる。
恋バナになんで男性がいるんだ、その人こそ退出して欲しい。
「のうのう、教えてはくれぬか?」
前のめりで閻魔大王に聞かれ、私は渋々その無邪気さに負けた。
「そうですねぇ、色々あるんですけど」
うーんと考えていると閻魔大王は楽しみで仕方が無いという顔だ。
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