あなたの手
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あまりの暑さに目をさますと、辺り一面が真っ赤に燃えていた。 大勢の人の叫び声に体が震えたわ。 空からは爆弾が降り注ぎつづけ、怖くて怖くて、私はあなたに来てほしかった。 体に火の粉が舞ってきたのも構わず、あなたを探したわ。けれども、あなたの安否はわからなかったの。 痛くて、悲しくて、私は意識の扉を閉じることしかできなかったの。
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