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最初はただの仲のいい友達だった。夢に出てくるようになって自分の恋心を自覚するだなんて思いもしなかった。
毎晩、毎晩俺の夢には朔夜が出てくる。関係性は恋人だったり、夫婦だったり、朔弥が女の子になってる時もあった。けれど、内容は一貫して2人で楽しく過ごしていたところに何か邪魔が入って終わるのだ。
朝起きるたびにモヤモヤとした言いようのない気持ちが心を包んでいる。
俺は朔弥が好きなのか……?
か細く揺れるろうそくのような恋心。それに蓋をしていた。
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