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第1話
りゅうちゃん可愛かったな~
あたふたしてて
学校の皆は、さっきの姿をみたら驚くだろうね。
だって
いつも冷静沈着の生徒会長が・・・
いや、誰も知らない。
幼なじみの僕しか知らない。
そう思うと
少し顔が緩む。
明日からどう攻めようかな・・・
まずは・・・
気まずいとてつもなく気まずい
なぜだ。
佑月に会うのを避けていつもより早い電車に乗ったのに
どうして・・・
「りゅうちゃんどうしたの?」
「いや・・・別に」
お前はここにいるんだ!!
「りゅうちゃん今日は、早いんだね~生徒会の仕事かなにか?」
お前を避けてこの時間の電車に乗ったとか言えない・・・。
「もしかして、僕のこと避けていつもより早いこの電車乗ったとか?」
「えっ・・・」
「その反応・・・図星だったんだ。」
ニコニコと佑月は俺の顔を見て満足そうにしている。
「お、お前はどうしてこの時間に?」
「どうしてって僕、朝練だよ」
「朝練?」
「弓道部の」
忘れてた・・・。
「大変だな。」
「そこまで大変じゃないよ。」
佑月は、そう言いニコッとした。
かわいい・・・じゃなくて、しっかりしろ、俺。
「あっあのさ。佑月」
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