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1週間後。
電話越しでも伝わる沈んだオーラを感じ、僕はそっと彼女を慰めた。
もう連絡なんてすることがないと思っていた彼女。
恋は実らなかったらしい。
グズグズと泣いている彼女は、きっと前へ踏み出せるはず。
泣いて泣いて、飽きるくらい泣いて、それでも忘れはしないけど、また違う人を好きになればいい。
ゆっくり時間をかけて、落としてきた「好き」の気持ちを拾っていけばいいんだから。
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