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僕より3歩ほど前を歩く彼女は、凛々しく見える。
さっきまでの弱々しい彼女は、どこへ行ったのか。
「ここで、どうでしょうか」
彼女が指さすのは、ファミレス。
まあ妥当だろう。
「何頼みますか?」
「えっと…」
「ドリンクバーと、パンケーキとかでどうでしょう?…あ、甘い物苦手ですか?」
「いえ。むしろ甘党なんで」
「ふふ、じゃあそれでいいですか?」
「はい」
彼女は、優しい口調で店員に注文していく。
何故だろう。
彼女といると、心が落ち着く気がする。
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