133人が本棚に入れています
本棚に追加
電話を切って、ハァ…と大きな息を吐く。
危なかった。
ふと、時計を見るとだいぶ時間が経っていた。
ちょっと話しすぎたな。
そろそろ夕飯の用意をしなくては。
ガチャリとドアを開け廊下に出ると、目の前に北川秋が立っていた。
「ぅわっっ。北川さん、いつからここに……」
「ん?今打ち合わせから帰ってきたところだよ。」
「あ、そ、そうですか……。」
「ケーキ買ってきたから、デザートに食べようか。チーズケーキ、好きだろう?」
「はい!好きです。」
最初のコメントを投稿しよう!