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北川秋は時々ぼんやりと目を覚ましては、俺の顔や手足にぺたぺたと触れる。 俺がそこにいることを確認するとまたスヤスヤと眠りに落ちるので、俺はその度に北川秋が満足するまで触らせた。 隙を見て素早く家を整え、起きた時に淋しく無いようすぐにベッドに戻る。 ふと目を覚ますと北川秋の閉じられた瞳から涙が流れている。 俺が涙をそっと舐めとると、くすぐったそうに少し笑ってまた眠った。 そんな風にして丸二日、北川秋は眠り続けた。
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