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シュウさんがいれてくれた熱い紅茶が胃に染み渡っていくのを感じる。
「えぇと…どこから話そうかな。昨日の夜はね、アラタは俺と帰ってきたんだよ。」
「えぇ!?」
「アラタが1人じゃ帰れないみたいって佐々木くんから連絡をもらって、、」
「なんで佐々木さんが??」
「ミズキくん、だったかな?昨日アラタと飲んでたお友達が佐々木くんに連絡してそこから俺のとこに連絡が来たみたい。」
めちゃめちゃ迷惑かけてるじゃないか。もう嫌だ、もう聞きたくない。うぅ
「それで俺が迎えにいったんだよ。」
「ほんと、すみません……」
「2人でタクシーで帰ってきたんだけど、家に着いてから廊下で少し吐いちゃって」
「えええ??」
「あ、でも偉かったんだよ。たぶんタクシーでは我慢してたんだと思う。」
嘘だろ……。
「でもちょっと汚れちゃったから、俺がお風呂に入れたんだ。」
!!!??
「フラフラで1人じゃ心配だったからさ。ごめんね。」
「俺、パジャマまで貸してもらって……」
「それは…アラタが俺のがいいっていったんだよ。」
「そっ俺そんなこと??」
「うん。『シュウさんのがいい〜』って小さい子みたいに。」
最悪だ。
「ちなみに、パンツも。俺の。」
!!!
消えたい。
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