133人が本棚に入れています
本棚に追加
「もしもしミズキ?」
「おーアラタ、大丈夫か?」
「ほんっっとごめん!迷惑かけたよな??」
「全然。大丈夫大丈夫。けど俺初めて見たよ、アラタがあんなベロベロになるの。」
「だよな??俺どうしちゃったんだろ。……俺さぁ、なんか変なことした?」
「え、何、アラタ覚えてないの?」
「やっぱりやらかしてる!?」
「いやまぁ、やらかしたっつーか……」
電話越しに、ミズキがニヤニヤしているのがわかる。
「なんだよ!??俺、なにした??」
「知りたい?」
「知りた…く、ない。いや、でも……」
「北川さんは何か言ってた?」
「特には…俺が泥酔してたのめちゃめちゃ介抱させちゃったみたいだけど。超迷惑だよな。まじ最低。」
「いやーあの人は迷惑なんて思ってないんじゃないかな。」
「そうなんだよ、迷惑じゃないって言われて…ってミズキ、なんでわかるんだ??」
「そりゃあの様子見たらわかるよ。」
「あの様子って」
トントン。
突然。ノックの音。
「はい!!?」
「アラタ?少し良い?」
シュウさんだ。
「はい!ちょ、ちょっと待ってください。ごめん、ミズキ、またかける!」
「はいはい。まぁ仲良くな。」
なんて?仲良く??
最初のコメントを投稿しよう!