Vちゅうばーにガチ恋して離婚したがってるうちの旦那が、Vちゅうばーになって出会い厨はじめました。

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離婚届…… その三文字に、私は目を疑った。 五日ぶりに会って、夕食後、ダイニングテーブルに(しゅん)が差し出したものは、離婚届の用紙だった。 意味が分からない。 「何これ」 「ごめん」 そのまま、隼は黙り込んでしまった。 一気に室内の音が消えて無くなった。 理解するのに時間がかかった。悪いジョークのつもりかとも思ったが、そうではないらしい。 「別れたいって……こと……?」 「うん」 「なんで」 食い気味に聞く。 心の中で「なんで」がずっとリフレインしている。 どういう状況だろう。青天の霹靂っていうのはこういう時のことをいうのだろうけど。 雷に打たれるというよりむしろ、もっと、どこか他人事のようだ。 遠くの落雷のせいで停電して、パソコンがダウンしたみたい。 頭が真っ白になった。 「なんで。急に……」 私は隼の言い訳を待った。 彼は迷っているいみたいで、目が泳いでいる。 「実は……好きな人が、できた」 「は?」 サーッと血の気が引いていく。力が抜けてしまう。声を出す力すら出ない。 たぶん息をすることも忘れていたと思う。 それと同時に、別の自分が頭を回転させていた。ほとんど空回りだけれど。 私の生活は?これからどうなるの?離婚?バツイチ?結婚まだ二年目なのに。なんで?なんでこんなことになるの?私のせい?最悪だ。なんで?なんでこうなった?意味がわかんない。好きな人?は?なにそれ、最悪じゃん。最低。は?なんで?浮気?え?え?隼が?嘘。は?は?は?
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