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無限に広がる大宇宙。
神様の落とした天罰は、この広大な宇宙空間をふよふよと流れていた。
やがて小さな天罰は、宇宙に浮かぶ小さな小惑星に当たった。
その小さな小惑星は押されるままに動き、もう少し大きな小惑星に当たって砕けた。
もう少し大きな小惑星は衝撃で動き始め、さらに大きな小惑星に当たって砕けた。
さらに大きな小惑星は、さらにさらに大きな小惑星に当たって砕け。
その次もまたサイズアップした小惑星に当たって砕け、リレーが続くごとに小惑星は大きさとスピードを増して宇宙空間を流れ続けた。
やがて、北海道程の大きさがある小惑星にリレーのバトンが渡った。
宇宙空間を流れていく北海道程の小惑星。
その先にゆっくりとバトンを渡す相手が見えてきた。
それは、青色と緑色が美しいコントラストを描く惑星だった。
その名を地球という……。
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