旅の夜:ブルームーン 2

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○ ○ ○  翌朝。二人は頭を押さえながらほとんど同時に目を覚ました。  二日酔いゆえか、お互い壁や椅子に寄りかかりつつもやっとのことでチェックアウトの準備をし、宿を出たのは昼近くだった。  そのままバスで駅まで向かい、新幹線に乗って大学の最寄りまで帰ってくると 「それじゃあ」 「ええ、また」  とだけ交わして別れた。
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