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場所は変わって、ここは王立北条高等学校学生寮の訓練場である。
スタジアム型の訓練場で、1階の戦闘エリアには自動修復魔術や不死の魔術が施されているため、どんなに激しい戦闘をしても1時間で元通りになるし、戦闘エリアで死亡した者は特定の魔術で復活地点に復活するようになっている。
まだまだ機能はあるが、これだけでも一介の学生が訓練で使用にするには十分すぎるほどの場所と言える。
かなり豪華で色々やりすぎな設備ではあるが、一概に無意味と言うものでもない。
校内で5つに分かれた寮対抗での模擬戦大会、通称『北条血戦』で1年に4回は使用し、一般客はもちろんのこと王国軍の上層部や貴族などの重鎮も見物に来るため、このくらいの設備は不可欠と言っても過言ではない。
「遅かったね、2年生諸君。社長出勤とは恐れ入るよ…」
夜琉たち一行は、その後急いで寮に戻りすぐに訓練場に向かったが、すでに集合している生徒たちがいた。
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