『恋しくて ! 』 - I miss you -

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2.修正2023.3.11 " A Mail 1通のメール "  「ね、ちょっといいかなぁ、起きて」  「ン? ・・・」  「変なメールがきたのよ、見て!」  「う~ん、・・メール? 」  なかなか覚醒できない夫に・・。  私は自分の携帯電話を差し出しながら言った。  「あなたが浮気してるって書いてあるのよ」  夫がおもむろに私宛にきたメールに目を通した。  「どう? それ、あなたなの? 」  私はまったく夫とは思ってなかったのだけれど、少し おちょくってやろうと、そんなふうに言ってみた。  『あははは、ンなわけないだろう』と夫が答えるだろうと 信じて疑わずに。  それなのに・・・  彼はしばらくの間沈黙を保ち、呆然とメールを 見つめていた。  夫が顔をあげて私を見た時、なんだろう第六感とでも いうのだろうか、駄目だこの人は何か私の聞きたくない ことを言いそうだ、と感じたのだ。  どうして、否定しないの?   すぐに否定して・・。  えっ?  「すまない、ほんの出来心・・だ。ほんとにすまない 相手とは今すぐに手を切るから」  夫は座っていたソファからスルリと床の上に移動し 素早く、私に向かって頭を床上近くまで下げて謝罪して きた。  土下座? に近かった。  「ごめん、もう二度と君を裏切るようなことはしない。 誓う、許してくれとはとても言えないけど、これからの 自分を見てほしい」  
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