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3.修正2023.3.11
" Really? 本当なの?"
「え? やだっ、何言ってるの。
ええっ! 冗談止めて、悪ふざけが過ぎるわよ、もう~」
「・・」 頭を振る夫。
「ほんとに、これあなたなの? 」
「そうだ・・」
「いつから? 」
「3年ほど前から・・になる」
「毎週会ってたの? それとも毎日のように会ってたの?」
「そう頻繁に会ってたわけじゃない。
1か月に一度の時もあるし、3ヶ月に一度の時もあった」
何それ?
そんなこと・・何も聞きたくなかった。
なのに、それでも聞かずにはいられないという不思議な相反する
感情に襲われた。
「同じ会社の人なの? 」
「いや、違う」
「どこで知り合ったの? 」
「時々行く店の・・ショットバーに勤めてる女性だ。
すぐに、今すぐに彼女とは手を切るから」
言うや否や、夫は私の目の前で女に「妻にバレたのでもう
会えない」とメールし、そしてその場でメールアドレスも
電話番号も削除してみせた。
それは私にとってあっという間の出来事だった。
夢を見ているような気がした。
夫が浮気?
私の知ってる夫は、こんなに簡単に夜の女と遊ぶような
人ではなかったはず。しかも3年ですって? 3年も?
ねぇ、こういう時、私はどうすれば正解なのだろう・・。
泣き叫んで夫をなじる? もっと問い詰める?
それともひたすら悲しんで泣き続ける?
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