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82.
" Friendship 親交2 "
「未由、おばあちゃんも年だから自分のことはなるべく自分で
するようにね。あと、お手伝いもお願いね」
「うんっ、ママ 判ってるって! ねぇ おばあちゃん、私
お手伝いもちゃんとしてるよね? 」
「あかり、大丈夫よ。
未由はね、私やお父さんの手伝いをよくしてくれるのよ。
未由のお陰でお父さんも私も若返ってるし。
何より毎日張りがあって楽しくやってるから」
「この間も風邪引いて寝込んだ時、未由がちょっとした
お買い物行ってくれたりね、助けられたのよ」
「未由やお母さんにはほんとに迷惑かけてごめんね。
皆のお蔭で私、何とか踏ん張ってこれました」
・・・
10月に入って過ごしやすくなった頃に櫂くんが体調を
崩してしまった。
熱を出してしまったので様子を見て熱を出し切った
ところで、出勤時間を少し遅らせた私と一緒に、病院へ
向かった。
様子見していた昨晩のこと、夜心配で私も櫂くんの側で
寝たのだけれど心細かったから? 思いがけず櫂くんから
--「家族になってほしい」とプロポーズされた。--
すごく吃驚して私のほうが熱を出しそうになった。
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