【夜】よる

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【夜】よる

(私は、、、私にはなにも無い) 「深夜24時」 (チッカチッカ)時計の音 『ねぇ起きてる?』 《、、、》 『無視か。』 《なんだよ》 『起きてるなら返事くらいしてよ夜』 《はぁチッめんどくせぇな》 『めんどくさくてごめん。』 《別に、お前は俺で俺はお前だろ》 《俺たちは2人で1人なんだから》 『夜は優しいね。私は優しさや感情があんまりない』 『よく分からない』 《はぁ〜お前ってほんとバカだよな》 『バカでごめん』 《いちいち俺に謝るなムカつく》(ꐦಠہಠ) 『夜は私なのにイライラしたり喜んだりはっきり言いたいこと言えたりして羨ましい。』 『私であって私じゃない』 『もう夜が私の代わりになってよ』 『もう疲れた色々と、、、』 《別に俺はそれでいいけどお前は本当にそれでいいのかよ》 『うん。ずっと眠っていたい誰とも関わりたくないの。』 《、、、》 『私は白にも黒にもなれない』 『ねぇ夜に前聞いたでしょ。』 『私はなに色って』 『そしたらグレーだって言ったでしょ』 『私は真っ白でもなければ真っ黒でもない』 『どちらの色にもなれない中途半端な灰色』 グレー 《それは違う》 《眠月お前はどっちにでもなれるんだよ》 『どっちにでも。』 『そんなの無理だよ!私は、、、』 『周りに合わせてばかりで自分の気持ちもなにも無い』 『夜、キミの言うとおり私はグレーだよ』 『なんの意思も持たない親や周りの言う通りに動く道具だよ』 《くっ、、、俺は》 『もういいよ夜』 『明日から私の代わりよろしくね。おやすみ』 《おいっ!待てまだ話は終わっ、、、、、》 (もう何も見たくない。) (何も聞きたくない。) (何もかもがめんどくさくてだるい。) (ずっと眠っていたい。) (私はもう、、、) 《チッ!あいつ話の途中で俺との意識を閉じやがった》 《あいつから話しかけてきたのに。》 《あぁぁぁぁくっそ〜イライラする》( ・᷄д・᷅ ) 《でも眠月のやつ俺のことも拒否して。》 《なんで、俺はあいつなのに、、、》 《何もしてやれねぇんだよチッ!ムカつく》 「〜回想〜」 『夜は私なのにイライラしたり喜んだりはっきり言いたいこと言えたりして羨ましい。』 『私であって私じゃない』 『もう夜が私の代わりになってよ』 『もう疲れた色々と、、、』 『うん。ずっと眠っていたい誰とも関わりたくないの。』 《なんであそこまで追い詰められて俺はお前なのに。》 《羨ましいってなんだよチッ!意味わかんねぇよ》 「次の日」 「朝7時30分」 (チッカチッカ、ピピピピーピピピ)時計の音 『眠月朝ご飯できたわよ!』 『、、、』 《ほんとに俺があいつの代わりするのかよ》 《うん!今から行くね〜》 「8時半」 「学校」 『おはよう〜みつ』 《あっ!心音おはよう》 『眠月?』 《ん、どうしたの?》 『ううん、なんでもない』 『あっ!そうだ今日放課後時間ある?』 《どうして?大丈夫だけど》 『僕の用事に付き合ってほしくて!』 《わかった!放課後ね!》 『うん!よろしく』(ˊᗜˋ*) キーンコーンカーンコーン 《あっ!お、私そろそろ行くね》 (あっぶねぇ〜俺って言いかけた) 『あっ!うん。じゃあまた放課後いつもの場所で!』 (なんか今日のみつ変だった) (いや、あれ眠月じゃない。) (アイツ誰だ?) (みつのことは僕が守る)
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