あなたも私

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あなたも私

「葛城慎太郎さん。あなたもあたしなんですね」 「はい。応援しています。これからも私はあたしを」  私たちは強く握手を交わして、カフェを後にしました。 「葛城慎太郎」の文字が記された手鏡は私の元ではなく、あなたの元へ渡ったまま。 ―完―
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