35人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょっとキミ、暴力は止めてくれ!後ろの少年も、この乱暴な輩をなんとかしないか!」
男が血まみれの顔で稜斗にも声を掛けて来たが、稜斗は何となく男に嫌悪感を感じていた。
随分と、上から目線の口調である上に、便器から顔を出したと言う不可解さが気に入らなかったのだ。
「この人、何で便器から出てきたの?」稜斗がロードに尋ねた。
「ド変態野郎だ」言いながらロードが、男の頭髪を掴むと、便器から引き抜くように、男の全身を引きずり出した。
「ド変態野郎!?」おうむ返しに稜斗が呟いた。
※「たまに放尿とかスカ○ロプレイが好きな奴が居るだろ?黄金○ャワーだとか言って、便器に憑くアホが居るんだよ」
「……はぁ!?」
状況が理解出来て来ると、稜斗から男の顔面が血まみれであることの同情が、跡形なく消え去っていた。
「死んで魂は野放し状態になるわけだろ?
例えば温泉の女湯には、一度女湯を覗いて見たかったって言うスケベが顔を出すが、大抵の奴は直ぐに飽きちまうんだ」
一度、女湯を覗いて見たいと言うのは、男なら誰しもが思ったことのある願望と言っても過言では無い。
稜斗とて例外ではなく「直ぐに飽きるの!?」と意外そうに尋ね返した。
※お正月にそぐわないので自主規制します(笑)
明けましておめでとう ヽ(* ̄∇ ̄)ノ☀️
写真は2021・1・1撮影の富士山です。
今年は富士山の雪が少なく、雪が無いと山肌が赤く感じますが、写真の富士山が若干赤いのは、朝日の影響なのでプチ赤富士です。
最初のコメントを投稿しよう!