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一方、円谷は自分の部屋に二人分のディナーが運ばれるのを待っていた。円谷の部屋の廊下側のドアがノックされた。
「ハイ、直ぐ開けますので・・」円谷はドアを開いた。
「お待たせしました、ルームサービスの辻です」そう言ったルームサービスの女子は次に小さな声で円谷の耳元でこうささやいた。
「間宮って男、居るの?」
円谷も辻につられたのか、小声で反応していた。二人はこの基地に同期入隊し、いまでは互いが親友と認め合っている中だ。
「な~んだ、今日は加奈が当番なの⁉ アイツ、隣の部屋に居るの!」
「どんな感じ?」
「ん~・・悪くはないわよね、まぁまぁってとこかな・・少しキザなんだけど、パイロットやってるようだし、そこは仕方ないよね」
「彼って、今、何やってんの?」
「シャワー浴びてると思う・・」
「みどり、それってチャンスじゃない・・手っ取り早いじゃん、今のうちにイッチャイナよ!」
「・・・ん」円谷の顔が少し赤くなった。
「じゃ、調味料のワゴンも部屋に置いとくね、それとデザートだけど冷蔵庫に入れて置いたから・・それじゃ後、上手くやるのよバイバイ」
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