Act.1 神山玲二という男

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「えっそんなに照れること?」 からかうでもなく、ただ何気なく口にしただけ なのに、まさかそんな反応があるとは予想外。 「...だって、そういうシーンの時は 自分の願望って言うか...その、相手を 置き換えて...つまり、だから.....」 いつも端的に話すタイプなのに、ゴニョゴニョと よく分からないことを話している玲二が なんだか可愛い。 「とにかく、翠にそう言われると恥ずかしい から...。」 それ以上追求されたくないのか、ペペロンチーノを かきこむ彼が可哀想なので、かなり気になったけど この話はここで終わりにしてあげた。
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