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「ちっ違います!
絶対に恋愛対象じゃないですって!」
顔に熱が集中するのがわかった。
もう、KENさんのせいでこれからキスシーンを
見られなくなりそうだ。
「あららー?翠ちゃんったら真っ赤。
かわいー。」
顔に手をあて必死に隠している私を
ニヤリ顔で覗きこむKENさん。
...完全にからかわれている。
「まっ本人に聞いてみれば早いんじゃないー?」
「えっ?」
いつの間にか掴まれた腕。
顔を上げるとそこには怖い顔した玲二が居た。
「1時間休憩らしいから、アタシは煙草でも吸って
くるわねー。」
…この状況で2人にしないで欲しいんですけど!
そんな私の願いも虚しく、KENさんはさっさと
スタジオを出て行ってしまった。
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