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「玲二?」
「.....。」
強引に引かれる腕。
そのまま半ば無理矢理に楽屋に連れ込まれた。
「...玲二?」
いつもと様子が違う彼に、さっきの撮影で
何かあったのかと心配になる。
見てはいたけど、KENさんの話もあって
玲二の様子を気にかけてあげられていなかったかも
しれない。
だとしたら私はマネージャー失格だ。
「何を話してた?」
やっと口を開いた彼の声は、いつもより低く
あきらかに怒りを含んでいる。
「えっ?」
「KENと何を話してた?」
そう綺麗な顔で睨まれると、なかなか迫力があって
少し怯んでしまうけど本当のことを言える訳もなく
どうやってごまかそうか考えていると...
「口説かれたのか?」
と、全く意味不明なことを聞いてきた。
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