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おまけ
※若干本編に出て来てない設定も含みます。
【キャラクター紹介】
●『劔丸諸刃(つるぎまるもろは)』
鋼の大剣を操る、分厚い鋼鉄の刃で構成された鋼の甲冑を纏った刃金人。
劔丸そのものは古代の頃から長く春見原を守ってきた、百戦錬磨の守護者。
刃金導師から一目置かれ多くの隣村から援助要請を受けたり、違反者の討伐隊・隊長に抜擢される程の強さを誇る。
ぶっきらぼうで皮肉屋。建て前では、面倒ごとを嫌い目立って善意で動くのを嫌がるが、気を許した相手には面倒見が良く本当は人命を救うことを何よりも最優先とし、よく無茶な戦い方をする。そのため、一人の戦闘では冷静かつ臨機応変にそつなくこなすが、守るべきものが目の前にいると、自らを犠牲にしてことを進めようとする。
機体性能
・素材は鋼。式属性は火。使い魔は翼のない龍「丹葉」。武器は片刃の大剣「黒曜石」。
パワー、スピード、スタミナ、式力共に整ったバランス型。
分厚い鋼の刃で構成されている甲冑を開いて逆立たせて殺傷能力を高めることができる。また、その際排熱された高熱の蒸気を浴びせることも可能。
フィニッシュ技は「溶鋼・劔の舞(片刃の剣が溶けて火の粉を撒き散らす両刃になる)」「溶鋼・緋龍の飛翔(赤く熱した剣が螺旋状に伸びて敵を捉える)」「溶鋼・緋龍の舌」(剣から巨大な火柱を放つ)
デザイン
・モチーフは無数の刃でできた龍人+鬼。分厚い鋼鉄の刃で構成された和洋折衷の甲冑。カラーは黒・朱・金
甲冑で覆われていない部分は、同じ鋼で筋骨隆々に見えるディティール。頭に動物の毛皮で出来た大きな飾りが髷のように付いている。
●『杏』(14歳)
諸刃を支える唯一の巫女。
生まれつきの白っぽい髪で、よく「銀杏」とからかわれる。
すらっとした体型でミディアムな長さの銀の髪の一部を二つに結んでる。袖や裾の短い巫女服を身に纏っている。子供にしては透明感のある美人。
困ってる人に献身的で、明るく優しい子。おせっかい焼き。
諸刃の影響もあり、悪に立ち向かう勇気を持っている。基本情に流されやすいので騙されたり、優しさが空回りすることもある。
【簡易用語解説】
●『刃金人(はがねびと)』
大陸の古代人が日本に渡来して、自然科学や呪術を応用して製造した鎧武者のような姿の戦闘型アンドロイド。
信者である人間を悪霊・妖などの霊的で人にとっての悪しき存在を討伐し、守護するように作られている。
細かなデザインは製造者によって違い多種多様であるが、基本的に全身甲冑の姿に、式力(魔法のようなもの)を操るための武器を所持している。
基本、自分の製造された土地の属性を持つ空気や自然エネルギーを基本の原動力として動くが、それに加えて人間の「信仰力」を追加のエネルギーとし、自己回復や攻撃のための大きな力にすることができる。
文明の発達した大陸の古代人が日本に渡り、製造したと言われている。
アンドロイド以上に自然な感情表現や会話での意思疎通も可能。その元となる魂はプログラム的なものでなく、実際に人間の魂を使用している。
魂は数百年に一度別の魂を取り込むことで劣化を防いでいる。
『刃金人の役割』
信仰者である人々を悪霊・妖などの霊的で人にとっての悪しき存在を討伐し、守ること。
詳しい因果関係はわかってないが、その早期発見が疫病や災害や予期せぬ不幸
を防ぐことになるらしい。
時々、罪を犯した刃金人を罰するため刃金人同士で戦闘することもある。
人間の政や戦には関わらない決まりがあるが、それ以外は臨機応変に人々の生活に溶け込むものもいる。
また、人間の戦などに手を貸し、殺人を犯すと、魂が汚れて弱体化すると言われている。
『人と刃金人』
刃金人は人に信仰・信頼されることでより、強力な式力を操ることができる。
製造されてから長く役目を果たし、その地域の信頼を勝ち取ってきた者は強力な守り神になる。
反対に失敗を重ね信頼を失った者は力を得られず、強い刃金他人の傘下に入るか最悪完全にエネルギーを失って活動を停止することになる。その屍が放置され妖に付け込まれると「錆れ人」という刃金人の妖(いわゆるゾンビ)になる。
『刃金人の種類』
個体それぞれに自然エネルギーに由来する(火・水・木・土・金の五行)属性があり相性のいい属性は自己再生能力を強め、反対に悪い属性は自身の力を弱め、最悪仮死状態に追い込むこともある。
製造蔵の数だけ刃金人機種も多様で、性能も素材も若干個体差がある。
デザインは主に大陸の神話や神、動物、縁起物(刀など)を日本の自然やデザインと織り交ぜたものになっている。ギミックは古代特有の自然科学や未来予想した技術を応用している。
刃金人の名前は 製造型番+製品名 になっている。
『式力(しきりょく)』
自然の中にあると言われる、「火・土・金・水・林」の循環する力。五行思想が元になっている。
刃金人は自身の生まれに関わっていた属性に深く調和し、属性に合った地形や物が与えられるほど強くなり、自身からも具現化させて放つことができる。
ただし、具現化の仕方は、その刃金人の種類・性能によって若干変わることもある。
例えば火の属性を持つ刃金人と言っても、熱で武器に変化を与えるのが得意な者もいれば、火の明るさで幻術を操る者、単純に火を噴き出す者もいる。
『妖』
戦争によって発生するマイナスのエネルギーから生まれた妖怪や怨霊。日没から朝方にかけて活発になる。
西洋のモンスターに近い姿や日本の生き物のような姿をしている。
刃金人や人間を精神・肉体的に苦しめる「穢れ」を生成する。
元は古代の大陸での大戦が原因で大量発生し、日本にも流れ着く。
戦国時代では日本の土地から発生することも多くなり、学習によって「刃金人」に対応できるようになりつつある。
『錆れ人(さびれびと)』
信仰力+自然エネルギーが無くなり機能が完全停止した後や、妖の戦闘でコアを破壊されて機能停止した後、その屍が放置され妖に付け込まれると「錆れ人」という刃金人の妖になる。
また、何らかの形で妖に破れた場合も取り込まれた場合も「錆れ人」になる。
日没から朝方にかけて活発になる。
『刃金導師(はがねどうし)』
古代から旅をしながら刃金人を見守り、裁き、その未来を考える存在。
刃金人のトラブルに人間の間に入って仲介をしたり、人々の相談役になって知恵を貸す。薬を売ったり、病気を診たりして旅の生計を立てているので、医者としても認識されている。
刃金人を作り出した古代人の末裔で、異国人っぽい顔立ちをしている。年齢不詳。
式力の扱いにも長けている。
『刃金巫女(はがねみこ)』
刃金人の身の周りの世話や社の管理を行なったり、式力や祈りを送って戦闘のサポートを行う人間。各刃金人の地位・名声によって仕える人数が違う。式力を使うには短剣型の神具、祈りを送るには勾玉を使う。
『社(やしろ)』
刃金人が休息やメンテナンスを行う場所。刃金人の製造所の跡地にあることが多く、各地に点在する。
休息によって活動エネルギーや式力を十分補充し、装甲の自己回復を促したり、禊(特殊な研磨剤や潤滑油で体を磨く)や祓(瞑想やストレス解消によるキャッシュデータの削除)などの儀式によって戦闘で少しずつ溜まる穢れを払うことができる。
刃金人の属性によって若干建材が違う。
(諸刃の場合→火山の石で作った丸石、柘榴石、赤瑪瑙、紅玉髄(カーネリアン)、オニキス、黒耀石など。)
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