もなか

出会い

君と出会ったのは、5月の連休が終り
暖かくて、穏やかな朝でしたね。

会社の倉庫に閉じ込められて
5月の連休中 飲まず食わずで、ずっと
一人ぼっちで暗い倉庫の中にいたのね。

私は(恵)会社の倉庫を開けるため
ドアの鍵を開けドアを開けた時に
何か目線を感じる？
誰？泥棒？
違う 倉庫の棚の前に蹲ってる
猫と眼が合ってしまった。
猫もビックリしたのか その場所から動けない
状態でした。
あぁー 脅かさないでよね。
にゃん子ちゃん もしかして
5月の連休中に7日間もこの倉庫に居たの？
そう囁いて、何とか しないと
もうー どうしよう
脅かさないように、そっとそっと
にゃん子に近付く、警戒してるのか
7日間も飲まず食わずだったので、動けないのか
じっと私を見てる
そうそうそのままで、いてね。
いい子だからと言いながら近付く
にゃん子はまだ、動かない
今だ！その時 近くに合った作業用の机の下に
逃げ込んでしまった。
机の下を覗き込みながら
にゃん子の手を取りゆっくり引っ張り出して
何とか 確保した。
あー良かった逃げなくてと心の中で囁いた。
とにかく 逃げない様に 近くに合った
要らない空き箱の中に入れて、
ちょっと待っててねと また、暗くなるけど
お水と そうご飯をと思い。
会社の上司に訳を話してから
近くのコンビニへ買いに急いだ。

取り敢えず。
猫用の缶詰とお水とご飯を居れる
お皿を買い
急いで 会社に戻ってから
お水とご飯をやったけど、警戒しててか
飲まないし食べない
ごめんね お昼休みまで、我慢してねと
言い ダンボール箱を倉庫の片隅に置き
私は仕事に戻った。
お昼休みに様子を見に ダンボール箱の蓋を開けて
にゃん子がお水とご飯をちゃんと食べたを
確認したら
喉が乾ききってたのか お水は無くなってて
ご飯も全部 食べ終わって居たので
予備に買って合った缶詰を全部、上げて見たら
私への警戒がなくなったのか、その場で
食べ始めたので、後は夕方まで、
我慢してねって言って午後の仕事に戻った。

仕事は定時で切り上げ
速攻 にゃん子を入れたダンボール箱を
車に乗せて、行き付けの獣医さんに見て貰いましょう。
そう言えば、君は首輪をしてたね。
飼い主さんいるのかな？
でも、会社はに民家はないので、迷い猫なの？
どうしてこんな遠くまで、民家のない
会社ばかりの団地に来ちゃったの？
病院へ行く途中ににゃん子に聴いたけど、
君は喋れないもんね。
このまま戻しても、危険だから
家の子になるって勝手に決めて、早く病院へ
連れて行って、健康診断をして貰いましょう。

病院へ付き
受付を にゃん子の名前が分からない！困ったね。
今、家に居る猫達の名前は和菓子の名前が多いから
もなかにしよう。
受付の時に この子の名前はと聞かれ
もなかと答えました。
待ってる間 もなかは私の膝の上で、抵抗もしないし
大人しくしてて どこか悪い所もなさそうだし
そうこうしてるうちに、名前を呼ばれて
診察が始まった。
獣医さんが、この子は女の子だね。
耳がVにカットしてあるから避妊手術して
有るかも しばらく触診して
採血、レントゲンも撮ってから
診断が始まった。
健康だね。
血液検査の結果も問題なし
後は家に帰ってから ぬるま湯で、カラダの汚れを
落としてやって様子を見て下さいと言われ
病院を後にしました。

もなかは安心したのか車の中で
初めて わんにゃんと変な鳴き方をしたので、
ビックリ もなちゃん 面白い鳴き声だね。
よくよくお顔を見ると
ちょっとブサイクなお顔だね。
眼は四角いし
眉間に傷が 喧嘩の跡かな？
下顎は出てるけど、
でもね、私はそんなの気にしないからね。

もなちゃん 私の家には
同じ捨て猫の仲間が5にゃん子もいるから
早く皆と馴染んでねっと言い家路に急いだ。

今日からもなちゃんは家族だからね。