〜impression〜

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俺、こんな気持ちのいいキス生まれて初めてかも/// 脳みそが蕩けるってきっと、こんな感じなんだろうな、、なんてぼんやり考えながら、ユノにされるがまま。 今までの恋人達が走馬灯の様に脳裏に映像となって流れた ふと我に帰る俺、視界に入るユノの端正な顔 やっと我に返った俺はユノを突き飛ばした 「お、、お前何してんだよ!!俺はこんなの認めねーからな!!」 そう言い捨てると、踵を返し家へと一目散に逃げ帰った 途中、後ろを振り返るがユノの姿はない。 はぁ、、良かった。ついてきてないようだな、、 「はぁ、、はぁ、、」 元々体力がある方じゃないから、かなり息が上がっていた。俺は息を整えると歩いて家へと向かった 自室に籠り鍵を閉め、ベットに寝転んだ 息を整えた筈なのに、何故か心臓がバクバクと波打つ い、今のは、、、何だったんだ?嘘、、だよな??俺、起きてるのに夢でも見たのか?? それとも幻?? 、、んなわけない。 唇がまだ熱をもってる/// ユノが俺を好き? んなわけ、、ないよな?きっと俺を揶揄ったんだよな?? 洗面所に向かうと、未だ火照る唇を水で洗い流した でもまだ口内は甘く、さっきのキスの余韻を残していた 俺は無我夢中で歯磨きした。血が出るんじゃないかって位、ゴシゴシと。 「あぁ//もう、何なんだよ!!」 「あら、早いのね?さてはチョコ貰えなかった?」 「か、かぁーさん、、べ、別に何だって良いだろ?!」 「フフ//これは私からね❤️」 そう言うと母親はニコニコしながら俺にチョコを渡して鼻歌混じりにリビングへと消えていった 手渡されたチョコを見ると、さっき俺がユノにやったチョコと同じ物だったから、ビックリして思わず床に落としてしまった 「大丈夫ー?」 リビングから母親の声が響く 「あ、うん、大丈夫ー!」 そう言うと慌ててチョコを拾い自室にダッシュした。 「はぁ、、」 俺、チョコ苦手だっつーの。 机の上に置いたチョコを頬杖をつきながら睨みつける こんなもの、、 チョコを握りしめ、床に叩きつけようとするけど、ふと、さっきのかーさんの嬉しそうな顔を思い出す。 ユノのせいで、さっきの忘れたくても忘れらんねーだろが//でも、せっかくかーさんが俺に買ってきてくれたものだし、捨てる訳にもいかない、、だからってユノにあげる訳にもいかないし、、 一体、ユノは俺にどうしろって言うんだ??
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