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せっかく貰ったんだし、、食べ物に罪はないよな、、
「はぁ、、」
チョコを一粒だけ取り出すと、口へ放り込んだ
うげ、、やっぱ甘い⤵︎⤵︎てか、さっき歯磨きしたから変な味//
口内で溶けるチョコに、再び脳裏に浮かんだユノの残像
一気に体温が上がる//
慌てて俺はチョコを乱暴に噛み砕き飲み込んだ
「彼奴、覚えとけよ//俺を怒らせたら怖いんだからな!!」
バンと机を拳で叩いた。
「痛った//」
くそぅ、、
どうしてくれようか、、絶対俺揶揄われたんだよな。ぜってーそうだ。じゃなきゃユノが俺を好きな訳ない。だって、彼奴はずっと俺のライバルだったんだ。
そう言う結論を自分の中で導き出し、俺は息巻いてユノの家へと向かった。
うわ、、ピンポン押すのに何でこんなに緊張するんだよ💦
いつもは、何の躊躇いもなく入っていくのに、、
やっぱやめとこうかな、、ユノの家を前にすると、途端に弱気になる。
でもオトシマエつけないとだし、、でも、、やっぱり、、
インターフォンの前でかれこれ10分ほど自問自答している
「ジェジュン、、?」
振り向かなくても分かるその声に跳ねる身体
声のする方に恐る恐る振り返る
「ゆ、ゆゆゆの、、ま、まだ帰ってなかったのか?」
「あ、あぁ。」
その手にはさっきよりも沢山のチョコだと思われる紙袋がぶら下がっていた
「そんな所突っ立ってないで、中入れよ?」
「え?あ、あぁ。そうだな、、///」
「そんな所突っ立ってないで、その辺座れば?」
「そ、そうだな//」
いつもは言われなくても、勝手にどかっとベットに腰掛けるのに、今日の俺はまるで弱気だ。
お、俺、、意識してるのか?ユノの事、、
「なんだ?話でもあるのか?」
「、、、、」
さっきのキスなんて、まるで無かったみたいに冷静沈着な、そんなユノの態度がますます俺を苛立たせた。
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