ささくれ

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ささくれ

嘘つきだと君は嗤う 小さなささくれが、ひりひり痛みを増して一気に捲れば鮮やかな血と共に大きな痛みが体を伝ってビリビリと奥深くに辿り着く。 いつから? 僕の心に出来たささくれは、君の心を痛みを越えることは出来ないんだろう。 小さな傷ほど神経に突き刺さって、いつまでも痛みは消えない。 ねえ、知ってた? 君がこの世を去ってから 僕にはささくれが出来なくなったんだよ。
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