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はじめまして
今日も晴れ、仕事日和だ。
今日はデイサービスの仕事だ。
30人程度の規模だという。俺は高齢者が大好きだ。
介護をするのも、保育も苦ではない。
ーーよし、8:00ちょうど。仕事開始は8:30だが、時間に余裕を見て
いつも仕事に行く。派遣でもしっかりと仕事をするのが、俺のモットーだ。
「すいませーん。今日派遣で来た結城ですがー。」
ゆっくりと自動ドアが開く。そして、俺の前に陽気な人が現れた。
「はいはーい!あ、今日の派遣さん?よろしくねー。」
中年の女の人で、髪はくるくるぱーま。陽気な声に俺は少し安堵した。
良かったーなんか感じのいい職場みたいだ。
くるくるパーマの女性は、内藤 花と言うらし
い。
「初めてよねーじゃ副社長呼ぶから、待っててちょうだいねー。副社長ー!」
これが、俺と副社長の出会い。
俺の目の前に現れたのは、身長180cmはあるだろう、がたいのいい男前の俗にいう、イケメンというやつだろうか。
「あー君が、結城くん?今日はよろしくねー!僕の名前は、岡田 隆平です。」
副社長にしては、かなり若い。俺より少し年上の風貌だ。
しかし、デイサービスには似合わない茶髪、少し茶色みがかった瞳これをイケメンと言わずなんというだろう。
「よろしくお願いします!」
見渡すとほかにも職員が何人かいる。ほかの人も人あたりもよく、やさしそうな風貌だ。
今日はあたりだな。
俺はそう思い、仕事を開始した。
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