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毎日ラインをしているが、副社長も暇なわけでは無い。
常に忙しくしている人だった。
来る時は数時間に何回か。
少なくて2回とか。
踊らされてるようだが、一週間に一度の頻度の仕事なため数回のラインも心躍る。
「好きなんだろうか…」
お布団の上で転がりながら、近くにあったぬいぐるみに話しかけていた。
次の土曜日を待ちわびながら眠りについた。
ーーーーーーーーーーー土曜日
また、副社長との会える時間がやってきたのだ。
この、ロミオとジュリエット感はなんなのだろうか。
ああ、早く会いたい、そんな気持ちが早足にさせる。
「おはようございまーす!」
勢いよく、自動ドアを開ける。ひょこっと顔を出す副社長。
ニヤニヤが止まらない。この気持ちは抑えておかないと。
「おはようございます。ゆうきくん今日も早いね。」
ニコッと笑うと、目の周りにしわが寄るそんな顔もかっこいいです。
俺、その顔好きです。
「遅刻はしたくないですからね、更衣室借りまーす!」
とことこ三階に上がり部屋の扉を閉める。
あっぶねー!朝からその顔は反則!年齢の割には若い顔、仕事のしすぎで目の下にクマができていた。疲れてる顔も、すき!
おっと、それよりも仕事だから気を引き締めないと、
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