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更衣室から2階へ降りると、副社長がポチポチとパソコンを打っていた
「お疲れ様です、」
ぺこりと頭を下げ、副社長をチラッと見る。
俺をみて、ニコッと笑う。
「来週は、来ないんだよねー?」
他の人が、土曜入るらしいから来週は休みなのだ
「そうなんです、ちょっと寂しいです」
悲しい顔を見せる。
「だよね、再来週待ってるねー」
ちょっとあっさりしてる。ような気もしていた。
では、とリュックを背負い自動ドアの前に行く。
いつも帰りは自動ドアの電源はオフにしてあるため、手動で開けないと行けないが、意外に重く開かない。
「ふぬぬぬぬぬ.......!!」
非力な俺が両手で開けようとするが中々開かなかった、それを見かねた副社長がドアの上にある電源を付けてくれた
付けてくれた、その格好が後ろからハグをされそうなほど近づいていてドキドキした....
不意打ち!!!
胸元のシャツを片手でギュッと掴むと、その動悸を隠すように走って後ろ手でさよならと手を振った。
『ああああああ!副社長の匂い、背の高さ全部においてドキドキする!』
駅に着くまで、ドキドキとしていた.....
ここまで、おれの心を動かす副社長は何者!!!
電車の中で妄想が捗ったのは言うまでもない
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