運命の相手は副社長...？

しごとってたのしい

介護の仕事ってのは、食事介助だったり移動の手伝いしたり、入浴介助もろもろだ。

だが、派遣ということもあり仕事内容はスタッフに聞いたり、気づいて手伝ったりくらいでそこまでの仕事はない。

このデイサービスは特殊で、利用者が全員集まると、体育会系かのごとく挨拶から始まるのだ。

「今日も元気よく行きましょう！今日は、初めての人が来てるんです。結城くんは実家はどこなの？」

「えっと...私の実家は、福岡です」

「あっラーメンと明太子が有名だな！他に何が有名なの？」

と副社長は緊張を和らげるためだろうか、いい笑顔で絡んでくれる。

話が終わり

次々と、スタッフが挨拶する。
次は俺の番だ

「はじめまして！結城です！」

じゃぁみんなで
「「よろしくお願いします！」」

とスタッフ全員でお辞儀をする。
体育会系の挨拶...
ちなみに俺は帰宅部だ、ひょろひょろだし、筋肉ないから運動はとんと向いてない。あっ運動音痴だからね。

挨拶も終わり、スタッフはバラバラに動き出す。
ここからが、本番だ。