水煮さんの星占いレポ

1/1
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

水煮さんの星占いレポ

 創作仲間の間で『パワーワードをもらえる!』『創作に関する悩みを相談できる』と評判の水煮さん(Twitter @mizuni_can)の星占いを受けてみました!  自分の創作物を読んでもらって、そのうえで西洋占星術を用いて創作のあれこれを相談できちゃうんです。  もともとあまり占いには興味がなかったのですが、たまたま望月麻衣先生の『満月珈琲店の星詠み』を読んで占星術に興味を持ったのと、ちょうど創作を一か月お休みして積読を消費しつつ、今後の創作活動について新たに計画を練っているときだったので興味がわいてご相談してみました!  とはいえ、水煮さんはとてもとても人気のあるお方。  通常の鑑定は抽選になるのですが、一回目の抽選ではあっさりハズレ。  次の抽選があるのは二週間後。でも、それで当たる保証もないし……。  というわけで、抽選とは別に確実に鑑定を受けられる(けれど費用が高い)時価枠で申し込んでみました! こちらは早い者勝ちなうえにあまり枠が埋まらないので、さくっと申し込み完了。  そして、いよいよ鑑定の日。スカイプでのチャットは初めてだったので、ドキドキしながら鑑定がスタートしました。  まずは、「人生のテーマ」から。これは、創作に落とし込むと、「自己表現のテーマ」「創作活動の方向性」にもなるそうです。  ——飛野さんの場合は、「本能のままに突っ走って、『ここではないどこか』を目指す」ですね! あるいは「よりよいものを求める」でもいいかもしれませんね。「きっとなにか(いいこと)あるだろう!」という根拠のない自信…というより直感に従って、未知の世界や未知の自分を求めて走り続ける…みたいなイメージです。なにかを求めているとき、得ようとしているときにこそ生きている実感がわいてきやすい天体配置なので、「止まったら死ぬ」感が強いです。  止まったら死ぬ。  思い当たることがありすぎて……(汗)  仕事しつつ執筆してるから時間ないはずなのに、資格の勉強もはじめちゃったりね!  常になにか新しいことに挑戦し続けなきゃいけない気がするんですよね。しかもそういうときって、ものすごくワクワクして止まらないんです。  そういう意味では、小説の世界はどれだけやってもやってもやりたいことがどんどん出てくるので、自分のこの無駄に溢れ出るエネルギーを思いっきり投入できてとても自分にあっていると思います。  ――でも逆の見方をすると、走っているときにしか「自分はここにいる!生きているんだ!」という感覚が得づらい天体配置なのかな…という印象もあります。このタイプのひとは休むことを知らないのでとても死にやすい(肉体的にもメンタル的にも)傾向にあるのですが、でも飛野さんの場合は、少なくとも肉体面については「これ以上やったら死ぬな」「ここですべてを投げ出すメリットはないな」という引き際といいますか…「限度はここ!」の感覚があるので、飽きなければ継続して走り続けられる仕様になっていそうですね~。  割と体力ないので、すぐへにょんとなるのですが、逆にそれがストッパーになってたわけですね……じゃなかったら、走り続けてしまうから!  ――「私、体力ないな…今はへにょろう…」という感覚、継続するというか死なないためにも大切にしたいです! ちなみに、飽きてしまう原因としては、「変化がないこと」に弱いというよりは、「得られるものがないこと」に耐えられないからではないかな~と思います。得るものがなくなった瞬間に新しい獲物を探しはじめてそうなので、どうがんばってもそれ以上続けるのが難しそうなんですよね…。  だから、同じ仕事ばかりしていると飽きて嫌になってしまうんですね……。  この自分の性格、昔からうっすらと感じてはいたのですが、ズバッと指摘していただいて、そっか……そういう星回りなら仕方ないかといい意味であきらめがつきました! 今年も異動希望出しておいてよかった!  ――立ち上がりのエネルギーが強いので資格勉強をはじめてしまうのはすごくよくわかる天体配置なのですが、取得までいけるのは間違いなく強いですね…! 全体的に後先考えずにぶっ飛んでいく(それゆえに失速しやすい)傾向の強い天体配置なのですが、「きちんと結果を出す」という配置が一ヶ所だけあって、それがとてもいい仕事をしていそうです。商業作家をやっていく上でも鍵になっていくのではないかなと…!  よかった! その天体配置があって本当によかった! じゃなかったら、興味の赴くままに何も身に着けられないままとっちらかって突き進んでいますね……。  ――相談の「創作の方向性」についてですね。これは…基本的には「直感と興味の赴くままにやるのが間違いない(なぜならカンがいいから)」という天体配置になっていますね…。ただ、それだと「いやぜんぶやりたいんだが!?」となってしまうのが現状だと思うので(ちなみに「ぜんぶやりたい!」にもなりやすい星回りです)、ちょっと時期的な要素で方向性を絞り込んでみますね。  今まで(過去2~3年くらい)が「得意な要素を伸ばしていき、それで勝負する」時期だったのですが、ちょうどこの10月くらいから2022年いっぱいくらいまでは「やったことがないことをやろう!」という方向性のほうがおすすめですね~。  たしかに今までは自分の得意なものやよく知っているものを題材にして小説を書いてきました。  でも、そろそろもっといろいろなものにチャレンジして、自分が書くことのできる範囲を広げたいなと思い始めていたところだったんです。  お仕事ものやもふもふだけじゃなく、お料理ものやお店系、後宮、異種族恋愛、法律系、ライトホラーやライトミステリーとか……。  星回りも、まさにそういう風向きに変わりつつあったんですね!  ――内面的なテーマが「新しい可能性を模索する」というモードにちょうど移ったところなんですね。といっても、もともと新しいもの(というか自分がまだ知らないもの)を求める傾向のほうが強めですが…。「突き詰めるぞ~!」とは考えず、「とりあえず手を出してみるか」くらいの軽さが肝になってくると思います。「未来の自分の選択肢を増やす」が目標なので。  自分がやろうとしている方向性を後押ししてもらえてよかったです。  よし、いろいろ書こう!  ――興味さえあれば、正直ノリと気合いでなんでも書けちゃいそうなんですよね。物事に意味や意義を見いだすのが上手な天体配置なので、自分なりの「こうしよう!」をさっさか見つけてきちゃいそうなイメージなので…。ちなみに、関係性を中心に据えたお話よりも、モノとかシステム、あと思想・哲学を絡めた展開のほうが得意そうな天体配置です。  モノとかシステム、思想哲学???  ――物質的なもの、実用的なもの、物事を実際に動かすのに必要なものの扱いが得意で、そういったものが作られた意図、作られるに到った意思、込められた信念もあわせて描くことによって、説得力と読者を熱くさせる力を同時に発揮する…みたいな感じです!  法律や経理なんかも、それに当てはまるんでしょうか。  ――どちらも「物事を実際に動かすもの」なので当てはまりますね~! 特に法律はその裏に精神性もあるのでドンピシャではないかな、と…。というより、飛野さんの天体配置をステレオタイプな読み方をしたとき、真っ先に出てくるキーワードが「法律」なんですね。  まじっすか!!  ちょうど、公募に向けて法律系の話を書いてみようと思っていたところでした。ちなみに、私、法学部! 学部選択、間違ってなかった(笑)  ――「口だけではない、地に足についた正義(信念)」のイメージもあるので、挙げていただいたお話もめちゃくちゃ向いてらっしゃいそうですね~! 飛野さんの活動に対して、社会というか環境からも「それをやることによって、どんないいことがあるの?なんの助けになるの?ちゃんと『ありがとう』って言ってもらえるものなの?」とめちゃくちゃ問われていきそうな星回りもあるので、とってもよさげなストーリーだな~!という印象です!  うん。書こう! いますぐ……は下調べがあるので無理だけど、来年以降の公募に照準あわせて書いていこうと思います!  ――そんなわけで、そろそろ「今後の創作」についてもお話しさせていただきますね! 社会的な需要を満たすための要素としては、まずは上記の「それ、なんの助けになるの?世の中をよくすることはできるの?」という部分を押さえていく必要がありますね。上記要素がどんなお仕事においても求められていく要素なのですが、創作(というかエンタメですね)に限定してみると、今度は「人気のある要素を押さえられていること」という色合いも出てきます。  人気の要素、大事ですよね。一人でも多くの人に読んでもらうためには、はずせない部分ですもんね。  ――というより、人気の要素について、ご自身で意味づけして肉付けして説得力を持たせていける能力こそが求められていくのかな~と…!わりと「技術者」的な色合いも強いので。比較的小回りのきく専門技術を扱っていくイメージなので、文章もばっちりあてはまりますね~。  私は、小説を書くのは工業デザインに似ているなと考えています。読者の読みたいっていう要素をくみ上げて、それを面白くデザインして提供する……みたいな。これを言うと、創作を芸術だと見る人たちからは快く思われないんですけどね……。  ――かなり俯瞰タイプな天体配置ですし、「仕組み」を扱う力を社会から求められやすい印象なので、「工業デザイン」という表現は納得です…! 芸術よりは圧倒的に技術タイプですし、小説という媒体に対しても「自分の考えたことを発表するツール」というふうに意味づけそうな星回りだな~と…。  そうだと思います! だから、たくさんの人に読んでほしいんですよね。書籍化は、あくまでそのための一手段にすぎないのかもしれません。見ず知らずの方が私の知らないところで、私の作品の感想を言ってくれたりするのを見かけるのが、とてもうれしいです!  ――「ここではないどこか」に「己の信念・正義・理念」を届けるツールとしての小説、というイメージですね~。「自分のやりたいこと」の濃度が高くなりすぎないよう、人気の要素の詰め込み具合で調整していくことが大事かな~と! 一方で、「俺の話を聞け!」的な要素を抜きすぎてしまっても楽しくないので(でも仕事にはつながりそうなんですよね…)、飽きないためにも模索は続けていきたいです。基本的には人気の要素やジャンルのお約束(を踏まえた上でぶち壊していくこと、を含む)有りきなやり方がおすすめですね~。というのも、「こうする必要がある」という制限があったほうが、ポテンシャルを引き出しやすい天体配置だったりもするので。あと、時期的なことも見ていくと、2022~2023年が変わり目になりそうです。お仕事(そしてその裏にある私生活)に関する価値観が一度破壊され、日々のなかで置き去りになっていた「私、実はこうしたいんだよな~」「本当はこれだけできてればいいんだよな~」が復活することになるのではないかな~と…。  変わり目……な、なにがあるんだろう!!!(どきどき)  ――ご自身の根っこが掘り返されるイメージなんですが、現状の在り方と「本当はこう在りたい!」がズレていればいるほど大変なことになりやすいです。つまりズレがなければなにも起こらないわけですが、大人になったらそんな人はまずいないのではないかな~と…。  さっきのお話とも総合すると、2022年あたりまでは自分のポテンシャルを広げるためにいろいろなお話にチャレンジして、その後、何かしらの変わり目があるということですね。  ――そうですね、2022年いっぱいまでがあれこれ手を出してみて、2023年あたりで「私は本当はこうしたいんだ!」が見えたあたりで「これはやめよう」とあれこれ捨てていければいいかな~と…。  いろいろ書いてみたいなぁという気持ちを、ここでも力強く後押ししてもらえました!  ――が、飛野さんの場合はあれもこれもそれもどれも!になりやすそうな印象なので、「ぜったいにやったほうがいいですよ!」とまではいかないですが…。  基本的になにごとも過密気味だろうな~という感じなので、「迷ったら捨てる」のほうが身体とメンタルにはよさそうなんですよね…。「迷ったらやらない」とルールを決めてしまえば、決断の際のストレスも減らせそうですし。  たしかに、いままで「迷ったら、やる!」の精神でいたので、いっぱいいっぱいに限界まで抱えすぎてしまっていました!  ――「やったほうがいいこと」は迷わずに実行に移してそうな感じもあります。それだけでも予定はどんどん埋まっていくのではないかな~と…!  今度のカクヨムコンテストも三か月の間に、三本、十万字のものを書こうと思っていました! そしてもう、半年先まで書きたいものの予定は埋まっています!(笑)  ――3ヶ月間に合計30万字の予定はすごいを通り越してえぐいですね…!  えぐい!!!! たしかに!!!(笑) 間違いなく、いっぱいいっぱいになる未来の自分が見えます(笑)  ――ぜひ「迷ったらやめておく」の方針で突き進んでいただければと思います~!  ありがとうございます! 肝に銘じておきます!  というわけで、一時間めいいっぱい創作について相談することができました。(本当は本業のことなども相談したのですが、それは創作とは関係ないのでここでは割愛)  なんとなくうっすらと「こうしたらいいのかな」「こういう方向に進みたいな」「自分の創作の仕方はこんな感じじゃないかな」「こういうのが向いているんじゃないかな」と思っていたことを、ズバッズバッと指摘していただき、その方向でいいんだよ。と力強く背中を押してもらえた感じでした!  ありがとうございました。元気出ました! これからも、いのち大事にしつつ突き進みます!!!
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!