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俺ははぁ…とため息をつきながら部屋と戻り、明香ちゃんをストレージに保管する。
眠っている状態のまま保管したので、次に起きたら景色が変わっている状態だろうね。
さて、廃れた村から普通の村へのランクアップをしますか。
翌朝、部屋から出ると神父さんから声を掛けられた。
「おや?もう一人とは一緒ではないのですか?」
「もう一人はストレージの中に入ってもらってる…ここからは汚い現実だからな。」
「そうでしたか…確かにあの子にはこれからの事は厳しすぎます。」
ここからはお金と物資の回り方で、バランスが変わるからな。
そんな汚ならしい現実を見せつける訳にはいかないよ。
「さて、この食糧袋と水で何日分だ?」
「人数にもよりますが…私とシスターでは1ヶ月は耐えられます。」
「それじゃあ神父さん、村の顔として付いてきてくれ。」
「何をなさるつもりですか?」
「まずは各家にこの食糧と水を配りながら、より水が入る物や物資を交換しつつまた教会に戻ってくる。」
物資ってのは植物の種とか、野菜とかだな。
それらをかき集めて新たな物をストレージに新規登録すれば、どんどん豊かになる。
また水と植物の種袋を追加して回れば、野菜もどんどん出来るだろうね。
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