異種族との対面と今後の事について

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「あの村人は常に監視の元におかれる…嫌な取引条件ですね。」 「嫌なら、止血剤は渡さない。我ながら、良い取引だろう?」 あの村人達は他の村人の監視下に置いてもらう代わりに、止血するだけの薬品を渡した。 殺菌消毒とか手厚い手当てのない世界観だから、後で響くだろうしな。 「それで、補給物資は他の村人の援助次第…しかもその補給物資はその村人のギリギリの生活とは…鬼ですか、貴方は?」 「違うね、質素だけどそれが当たり前だと分かってもらうための物資だよ。」 村人は村人らしく暮らしなさいということだ、少しでも備蓄とかは俺がいる限り許さない。 「神父様、旅人様、お恵みをお与えください…。」 「何が必要なのです?」 「肉、野菜をお与えください…。」 「ほれ。」 お恵みの時間がやってきた。 お恵みの時間とは、村人に補給物資…肉と野菜等の物資を与えること。 神父も勿論、そのお恵みの物資をもらって生きております。 「おお、ありがたやありがたや…。」 「神父様、旅人様、お恵みをお与えください…。」 この村は例の村人と神父を含めて、7世帯が暮らしている。 時折、盗賊もやってきては村人の物資を奪っていくが…物資にはこと欠かないので、連れ去りの被害がない限りは無視ってる。 「おい!!神父と旅人!!食べ物を「ドン!!」…ぶわっ!?」 「お前にはそれで十分だ。」 「何を…てめ…!?痒っ、なんだ…全身が痒い!?」 「今回は何を使ったのです…?」 「全身が痒くなる薬だ。」 「なんだと…痒っ!?」 「因みに解毒剤は無いぞ。」 「痒いぃー!!だ、誰か止めてくれー!!」 「おい、何の騒ぎ「ドン!!」…ぶほっ!?」 「か…痒い!?なんだこれは!?」 今回の盗賊は全身が痒くなる薬で身動きが取れなくなってしまったので、村人達に手伝ってもらって村へとなんとか追い出した。 例え手伝ってもらっても、物資を渡しません。 発展でもされても困るしね、村は村のままで過ごしてもらうよ。
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