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初めての戦闘、初めての人
「ガウ!!」
「ガウガウ!!」
「ワオーン!!」
神様が言っていたとおり、人ではなくて大きな犬でした。
なんか…敵意が感じられる。
「さて、異世界では大体こんな感じでかつ大方敵との遭遇があります。」
「ど…どうすれば!?」
「敵意を持たれている以上、戦うしかないでしょう。言葉が通じるのであれば会話してみることも可能ですが…生憎、通じません。」
なんか…神様、別の世界なら会話できるんだけどなーみたいな顔をしてる…。
とにかく戦わないといけないんだ…ドキドキする。
「私が使えるのは銃と火器でしたね。」
「そうです、こういった獣は火器が有効です。貴方の場合は軽めの武器が優先されます、あと武器創造の場合は「生成!!」…と言った方が周囲に伝わりやすいです。」
軽めの武器…いかにも私らしい武器。
そして、わざわざ言わなくても周りに言えば良いんじゃないかな?
とにかく、言ってみよう。
「…火器生成!!…わぁ!?こんな武器どうすれば!?」
「アイテムストレージを開いてみて、ストレージの中に丸い形のアイテムが表示されているでしょう?それが弾薬、今回は赤い物を選んでみましょう。」
私は赤くて丸いアイテムを取り出せるだけ取り出す。
これが…弾薬、何か詰まってそうな形だ。
「これをどうすれば…?」
「火器の窪んでいる部分にカチャンといれます、そうすれば発射準備完了です。」
「次にどうすれば?」
「貴方の武器は、初心者というだけあってポインターが付けられています。このポインターを獣の方向に合わせてトリガーっていうボタンを押せ「…ドン!!」…このように発射されます。」
あわわ…やっちゃった!!
トリガーっていうボタンを押しちゃって撃っちゃった…。
「ご、ごめんなさい!!」
「まあ、上手く当たったし良しとしようか。」
「キャイン、キャイン!?」
あ…本当だ、当たって炎が上がってる。
…でも、ちょっと可哀想かな?
うーん、でも敵だし…少し弱らせるくらいなら良いかな?
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