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店長
月見 美加登
「病院にも行ったさ…
でも、医者は能無しで
異常無しと言われるばかり…
もう、諦めてるよ。」
う~そっか…
ワタシ
水無月 和泉
「そうですか…とりあえず
今日はもう帰りませんか?
明日も仕事ですよね。」
店長は頷く。
店長
月見 美加登
「ああ、そうだな…いつも…ありがとう。
君の言葉の数々…
なぜか、俺の心に響いてくる。
君になら…本当の俺を
見せても良いかも…」
本当の…月見さん?
ワタシは首を傾げた…
ワタシ
水無月 和泉
「なにおっしゃってるんですかっ
きっと、疲れてるんですよ
帰ったら…ゆっくり休んでくださいね?」
店長
月見 美加登
「ほんと、ありがとな…和泉…」
っ!?
ワタシ
水無月 和泉
「い、いま…なんてっ//」
し、下の名前で呼ばれたっ!
聞き間違いじゃないよね…
大好きな店長に、いま…下の名前で!
店長
月見 美加登
「ふふっ…お疲れ様…」
あっ!
店長は人足先に
帰っていってしまった…
ワタシもしぶしぶ帰宅して
お風呂に入って歯を磨き。
パジャマに着替えて
ベッドに潜り込み、目をゆっくり閉じて…
月見さんと深まる仲を少しずつ感じながら
彼の顔をまぶたの裏に見つめながら
微笑んだワタシは、そのまま眠りにつく……
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