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月見 美加登
「ふ…それなら、無理には聞かない…
さあ、ディナーに行こう。」
しっかり手を繋いだまま
一緒に出入り口を出て
ワタシは美加登と笑い合いながら駐車場に向かい
彼が開けてくれた助手席に座り込んだ!
ワタシ
水無月 和泉
「うふふ…水族館、楽しかった…♪」
運転席に乗り込んだ彼に微笑みかける。
月見 美加登
「そうか、楽しんでくれたようで良かった♪
俺も楽しかったよ…
こんな気持ち
生まれて初めてだ…//」
彼は照れくさそうに笑いながら
シートベルトをして…
ワタシもシートベルトをするっ
ワタシ
水無月 和泉
「…♪」
ディナーかぁ、どんな感じだろう…
月見 美加登
「ディナーの予約は18時…今は17時か。」
ワタシ
水無月 和泉
「えと…そんなに、遠いの…?」
ワタシは彼の横顔を見つめる。
月見 美加登
「ああ、だが…
ちょうどいい時間につく。」
ワタシは頷いたっ
ワタシ
水無月 和泉
「それなら良かったわ…♪」
月見 美加登
「愛しい人と、ディナー…//」
彼がポツリと呟いて
ワタシは首を傾げる。
ワタシ
水無月 和泉
「美加登…?」
正面を向いていた彼は
ちらりとこちら視線を向けてきたっ
月見 美加登
「あ、い…いや…なんでもない…///」
彼は再び正面を向いて運転を続ける…
それから30分ぐらい経って、彼の車は
高そうなお店の駐車場に入っていく。
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