🐺翌日🐺

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ワタシ 水無月 和泉(みなづきいずみ) 「あ、えと…ワタシも 同じので良いですっ!」 定食屋 店主 「あいよ、任せな!」 店主はさっそく、ピーマンと 茄子の甘辛炒めを作り始める。 店長 月見 美加登(つきみみかど) 「水無月君は、さ… お化けとか怪物とか信じる?」 え… ワタシ 水無月 和泉(みなづきいずみ) 「どうしたんですか?突然…」 ワタシは彼に視線を向けて首を傾げる。 店長 月見 美加登(つきみみかど) 「いや、ほら… 12日、いや11日後ってハロウィンだろ? ハロウィンに満月になるのは 46年ぶりってテレビでやってたし… 君はそういうの どう思ってるのかなぁって…」 なるほど… ワタシ 水無月 和泉(みなづきいずみ) 「ワタシは…あんまり信じてないですけど 狼男とか超大型犬みたいで かわかっこいいし… 本当にいるなら わしゃわしゃしてみたいです♪」 店長 月見 美加登(つきみみかど) 「そ、そうか…その狼男が 君を傷つけなければ良いが…」 その言葉が重くて、彼の顔は少し暗かった どうしたのかな…? 狼男なんて、ただの伝説だし いるわけないのに…… 定食屋 店主 「へい!おまち…!」 料理が出されて テーブルの上に並べられる。 店長 月見 美加登(つきみみかど) 「あ、ありがとう…」 店長は並べられる、お皿を見つめてた… 定食屋 店主 「はいよ、嬢ちゃんも!」 ワタシは店主にお礼を言って 並べられるお皿を見つめる。 お皿、よくみると手作り感溢れる いびつな形をしてるわね… 市販で売ってるような、まあるいお皿じゃない。
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