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え?
いきなり上に影穴(がげあな)が空いた。
その影穴から僕と同い年くらいの女子が1人と…
今まで見た事もないくらいの敵(シャドー)が現れた。
女(はぁ はぁ 助けて、!)
敵(シャドー)は一体だ、でも、
あいつは最低でもAランク以上だろう。
僕はまだまだ低いBランクだ。
どうする?戦うか?逃げるか?
なんてことを考える余裕はなかった。
こっち!!来て!!
勢いよく女子の手を掴んだ。
右ポケットからクシャクシャになった札を取りだした。
ブースト!!!
ビューン
勢いよく宙に飛び出した。
逃げろ、逃げるんだ、
Bランクの僕じゃAランク以上のシャドーに勝てるはずがない、
ブースト!! ブースト!!
ブース...。ない
札が無くなったんだ
ダメだ死ぬ
女子だけは、助けないと
逃げて! 逃げろ!!!
僕は女子の背中を強く押した
シャドーの口もとが強く光った。
口をあけ、強い光がぼくのもとえと、勢いよく飛んでくる。
あぁダメだな僕は、
あの時だってそうだ、
僕は何も出来なかった。
せっかく仲間もできたのになぁ...
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