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久しぶりに使うと心地良くて、彼女もまた、困ったように微笑んで「また明日ね」と返してくれた。
大きく手を振って別れると、私は急いで下駄箱を目指す。
先生との話が長引いて、これではいつものバスに間に合わない。
そんな、焦る気持ちを覚えながらも、しかし心はとても澄んで晴れやかだ。
きっとそれは、周りじゃなくて、他でもない私自身の気持ちが変わったから。
そう。周りは、一度たりとも変わってはいなかったのだ。
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