Last Summer

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夕日の残り陽に照らされた笑顔は、より一層強くぎこちなさを印象付けていた。 どこか消えてしまいそうな危うさを漂わせるその彼の姿は、陽と共に徐々に薄くなり、そしてとうとう、暗闇に紛れた。 「……元気で……」 暗闇から聞こえた後、もうそこには何も残っていなかった。
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