Salt candy【差分】

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「これが欲しいか?」  廉の手に自らの肉茎を握らせ、省吾は甘く問うてきた。  脈打つペニスは、太くて熱い。  切ないほどの情欲が、廉の心に泡だった。 「欲しい、です。甲斐さんのこれ、僕に挿れてください……」 「解った」  充分に解れて潤った廉の蕾を指で押し広げ、省吾は先端をねじ込んだ。  廉の身体の負担にならないよう、ゆっくり埋め込んでゆく。 「あ、はぁ、あんん! ふぅ、ふッ、あぁ、あ!」  奥までかっちり挿れられ、廉はその圧に痺れた。 (す、ごい。こんな、奥までッ)  挿れたまま、しばらく省吾は動かなかった。  その異物に廉の身体が慣れるまで、待っていてくれた。 「動いても、いいか?」 「はい……」  甘い響きの、廉の返事だ。  すっかり酔ってしまっていた。  省吾のテクニックと優しい気配りに、意識はもうろう寸前だった。
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