Salt candy【差分】

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 そこに、省吾が急に激しく動き始めた。  ぐん、とペニスが退き、廉の内壁を強く擦った。 「ひぁ、あぁんッ!」  そして、同じくらいの圧で、再び貫かれる。 「あぁ、んんぁあ!」  それがどんどん速く、リズミカルになってゆく。  快感が耐えがたく、廉はシーツを強く掴んで首を振った。 「あ、あんッ! んッ、ぅんッ! ふッ、う、うぅう!」 「三好。今思ってること、口にしてみろ」 「そ、んな。あぁあ! やぁッ! ウソぉ! こんなの、こんなの、初めてぇえ!」  肌が熟れる。息が苦しい。心臓が、弾けそう! 「ん、ふぅッ!」  びゅッ、と三度目の精を、廉は放った。 「おいおい、そんなに溜まってたのか?」 「い、じわる。意地悪、ですぅ、甲斐さん……ッ」  手の甲で、目を隠してしまった廉だ。  そんな彼の耳元に、省吾は口を寄せてきた。  上半身が倒れ、結合がさらに深まった。 「んんぅ……ッ」 「三好、このまま出してもいいか?」  内をこね回すように腰をうねらせながら、省吾が問う。  廉の理性は、すでにそこには無かった。 「来てぇ、甲斐さん。たくさん、僕の内に、ちょうだいぃ……」  切羽詰まった中にも、甘えた響きの廉の声だ。  省吾は安心して、自らを解き放った。
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