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僕らはまだ高校2年生だぞ。まだそんなことをしていいい年ではないはずだ。だけど鈴木の奴は許せない。非道で何をしでかすか分からない、そんな中身のない暴力男。
そんなにカッコよくも見えないのに僕が知る限りではもう二人とは寝ている。何をどうすればそんなことになるのか見当もつかない。人生はかくも不平等だ。僕には何も良い事がない。こんなおかしな事が許されるはずがない。
僕もしたい。僕だってしたい。
チャイムが鳴り終わるか終わらないかというところで川中由紀が教室に入ってきた。慌てて僕の斜め前へ座る。黒髪の長い髪をふわっと後ろになびかせて机から国語の教科書を取り出している。
「起立、礼」動作のたびに長い髪がフワッとゆれる。
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