私達のアイラブユー

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暖かいホットミルクと 真新しい日記帳 星空を吹き抜ける風はもう冷たい 季節の流れはあっという間 日記のページを開いて日付を書く その瞬間が一番好きかもしれない つけっぱなしのラジオから流れたラブソング ペンを置いて瞬きをひとつ ホットミルクは暖かい 解散から半年が経っても 寂しい私の頬に微笑みをくれる この気持ちはまるで贈り物 音楽ほど 自分の人生を詰め込めるものはない 涙も笑顔もいつも歌が見届けてくれた 美しいハーモニーで歌われた 「私達のアイラブユー」 今にも浮かんでくるあの笑顔 私の人生に突然現れた 流れ星のようだった 短くても私の元に届いた煌めき 寂しくても人生は続いていく 終わりを迎えても人生は続いていく そうだよね?
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